エンジニア志望の学生が語る「実践」で得た視点とGitHubの重要性
こんにちは。
武蔵野大学データサイエンス学部インターシップ窓口です。
本記事では、データサイエンス学部3年生の橘由翔さん(以下、橘 )に、音声処理の研究からエンジニアを目指したインターンシップ体験、そこで得た学びについてお話を伺いました。
インタビュアーは、データサイエンス学部 教員の中村亮太先生(以下、中村)です。
実体験をもとに、インターンシップの価値と、データサイエンス学部での学びがどのように活きているのかを掘り下げます。
インタビュアー:中村亮太准教授
データサイエンス学部4年生 橘由翔さん
音声処理の研究とエンジニアへの道
中村亮太(以下、中村): 本日はよろしくお願いします。橘さんは現在大学3年生ですが、まずはどのような分野の勉強や研究に取り組んでいるか教えてください。
橘由翔(以下、橘): よろしくお願いします。私は福原ゼミに所属しており、1年生の頃から音声処理や音楽に関連した研究を行っています。現在は、AIを使って音声ファイル内の欠損している箇所を自動的に補完するシステムの構築や研究に取り組んでいます。
中村: 授業についても、エンジニアを意識した選択をされているのでしょうか。
橘: はい、2年生の頃にはエンジニアを目指すと決めていたので、3年生ではAIクリエーションやAIアルゴリズムデザイン、データベース関連など、エンジニアリングに特化した授業を多く選択しました。
1年生で触れた「GitHub」が最大の武器に
中村: 多くの学びの中で、特に「これが役立った」と感じる授業はありますか。
橘:1年生の時に受けた「DSプログラミング」という授業です。そこで初めてGitHubの使い方を学んだのですが、これが非常に大きかったです。インターン先ではGitHubが使えて当然という風潮がありますが、その授業があったからこそ、個人開発でも継続的に使い続けることができ、実戦でもスムーズに対応できました。
中村: インターンシップにはこれまで何社ほど参加されたのですか。
橘: 2年生の夏に、大学の紹介で2週間のインターンに1社参加しました。3年生の夏には合計5社に参加し、そのうち1社は2年次と同じ企業からお声がけいただいたもので、残りの4社は自分で探して応募したものです。業種はすべてエンジニア職です。
選考の壁:研究内容よりも「開発エピソード」が求められる
中村: 応募から選考まで、苦労された点もあったのではないですか。
橘: サマーインターンに向けて15社ほど応募しましたが、面接でかなり落ちてしまいました。書類選考は通るのですが、面接で「エンジニアとしてのエピソード」が少なかったことが原因だと考えています。
中村: 大学での研究内容をアピールするだけでは不十分だったということでしょうか。
橘: そうですね。技術職の面接では、論文の内容そのものよりも、「実際の開発プロセスでどう工夫したか」や「個人で何を開発しているか」といった話の方が、企業側が求めていることに刺さると感じました。研究の成果を説明するだけでは、エンジニアとしての実力を十分に伝えきれなかったのが反省点です。
企業ならではの視点と、社会人としての「8時間」
中村: 実際にインターンの現場に入ってみて、どのような気づきがありましたか。
橘: 技術以外では、1日8時間パソコンと向き合って働くという生活リズムに、最初は少し戸惑いました。また、メンターの社員さんからのフィードバックも新鮮でした。例えば、アプリ開発の課題で「ユーザーが継続的に使えるか」「1回で飽きないか」といったユーザー視点やビジネス視点を問われたことは、個人開発やハッカソンでは得られない貴重な経験でした。
中村: 逆に、自分の強みが通用したと感じた部分はありますか。
橘: やはりGitHubです。意外と使えない学生も多い中で、開発環境の構築やGitHubの操作に慣れていたことは、企業の方からも褒めていただけました。また、AI(LLM)の使い方も工夫し、すべてをAIに書かせるのではなく、わからない部分を質問して自分のスキルとして吸収する姿勢を意識しました。
後輩へのメッセージ:折れずに「今すぐ」挑戦を
中村: これからインターンを考えている後輩たちへ、アドバイスをお願いします。
橘: インターンの選考で落ちると心が折れそうになりますが、インターンに参加することで本選考の面接やテストが免除されるなど、有利になるケースも多いです。将来の選択肢を増やすためにも、早いうちから多くのインターンに応募し、経験を積むことが大切だと思います。
中村: 最後に、橘さんの今後の目標を教えてください。
橘: 就職活動は終了しましたが、内定先の金融系企業で必要となる証券外務員の資格取得に向けて勉強しています。また、企業から届いた大量の書籍を読み込み、エンジニアとしての土台をさらに固めていきたいと考えています。
中村: 橘くん、本日は貴重なお話をありがとうございました。これからの活躍も期待しています。
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