武蔵野データサイエンス
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From Local Insights towards Global Impact
君のリアルが、世界を変える鍵になる。
武蔵野大学データサイエンス(MUDS)は「From Local Insights towards Global Impact」という革新的なコンセプトで、世界各地における自然および社会環境に関する局所的課題から出発し、地球規模の問題解決へと導く。リアルとは、君の目の前にある現実的な実課題のことだ。その課題に君が気付けたということは、MUDSで世界照準の研究をする第一歩を踏み出せていることを意味している。東京の満員電車、キャンパスの友人の悩み事、商店街のシャッター通りから、旅先のビーチで見た環境破壊の実情まで ―これらは君が日々直面している地域固有のリアルでありながら、実は地球規模で多くの地域が同様の状況を抱えている。君が今いる現場で感じているそのリアルな課題への洞察が、世界中の同じ悩みを持つ地域への解決策へと発展していく。
この教育の核心は「研究体験連動型学習」だ。学生は居住する現場において、そこで発生している局所的課題に直面しながら、サイバーフィジカルな遠隔教育環境を通じてデータサイエンスの知識と技術、方法論を活用し、創造的に課題に取り組む。海外学生と国内学生が通信系の教育システムで繋がり、1年次後期から3年次にかけて、国際的かつグローバルな課題と世界各地で起こっている局所的な課題の両方に挑戦する。現場での実践的な研究活動と、実キャンパスでの研究成果の活用・発信方法の深化―この二つが融合することで、真のグローバル人材が育つ。
武蔵野大学データサイエンス学部では、入学初日から世界を相手に勝負する―これが我々の約束だ。1年次から始まる「未来創造プロジェクト」では、君自身が研究テーマを設定し、20社を超える企業の前で発表する。実際、学部生の193件もの学会発表(うち38件は査読付き国際会議)という実績が、この教育の本気度を物語っている。さらに、2026年4月には通信教育部国際データサイエンス学部(MIDS)の設置を構想中で、より多様な学びの機会を提供していく予定だ。
アジアAI研究所は「日本、アジア、欧州で連携して、世界のAI科学研究の進歩と人類の発展に寄与する」という壮大なビジョンを実現するため、産学連携と国際連携の最前線を走り続けている。先進企業とのパートナーシップは、単なる就職支援ではない。君たちが在学中から実社会のリアルな課題に挑み、プロフェッショナルとして成長するためのフィールドだ。
ローカルな洞察がグローバルなインパクトを生む瞬間を、我々は何度も目撃してきた。タイ、インドネシア、フィンランド、エジプトから研究員を受け入れ、世界15以上の大学と連携する環境で、君の可能性は無限に広がる。ゼミ形式でのデータサイエンス研究、国際的な情報源と先端技術の活用、そして現場での課題解決プロセス―これらすべてが、君を世界レベルの研究者へと導く。
地域に根ざしながら世界を変える―これは夢物語ではない。武蔵野大学データサイエンス(MUDS)が提供する、君の未来への確かな道筋だ。
清木康
武蔵野大学データサイエンス学部 学部長
武蔵野大学大学院データサイエンス研究科 研究科長
アジアAI研究所 所長